2005年09月14日(水) 00時25分
ネットバンク悪用、3億円引き出した男に懲役5年判決(読売新聞)
スポーツクラブ運営会社「ルネサンス」(東京都墨田区)の口座から「ネットバンキング」を悪用するなどして自分の口座に計約3億1300万円を振り込ませたとして、電子計算機使用詐欺と背任の罪に問われた元同社経理課員対馬博行被告(37)に対し、東京地裁は13日、懲役5年の判決を言い渡した。
判決によると、対馬被告は通っていた風俗店の女性の求めに応じ、店に多額の料金を払ったり、ブランド品を買い与えたりして、不正に得た金の大部分を使った。成川洋司裁判官は「女性に貢ぐための犯行で、哀れさを感じるが、犯行自体は悪質。会社に莫大(ばくだい)な損害を与えた」と述べた。
判決によると、対馬被告は2000年3月〜01年5月、インターネット上で振り込みができるネットバンキングを悪用するなどして、会社の口座から取引先の会社名に似せた自分の口座に金を振り込んだ。
(読売新聞) - 9月14日0時25分更新
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