2005年09月14日(水) 19時31分
Ask.jp、最短1分を誇るブログ検索を開始。画像やPodcastingも検索可能(impress Watch)
写真:インプレス
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アスクジーブスジャパンが運営する検索サイト「Ask.jp」は、9月14日にサイトのリニューアルを実施、合わせてブログ検索のベータサービスを開始した。最短1分で検索結果の更新を行なうほか、Podcastingや画像に絞り込んだ検索も利用できる。
検索の対象は国内主要ブログサービスのRSSフィードで、Web検索のクロール時に発見したRSSも随時追加していくほか、9月末にはAsk.jp独自のpingサーバーも運用を開始する予定。ブログ検索のクロール頻度は最短1分で、夜間には書き込みが多くなるために速度が落ちるものの、5分程度で最新の検索結果を反映するという。Ask.jpのTOPページにも新たにブログ検索のボタンが追加された。
検索結果は更新時間順に一覧表示され、1クリックでRSSリーダー「Bloglines」へ登録できる。また、画像つきのブログ、Podcastingを行なっているブログに限定した検索も可能で、Podcasting対応ブログは検索結果から音声ファイルが再生できるアイコンが用意される。
スパムに対しても目視やパターン認識などを行ないながら対策を実施。ただし、スパム増長の要因にもなりうるため、スパム対策の詳細は明らかにしない方針という。また、特定のキーワードに関するブログの更新結果を通知する機能は現在準備中としている。
今回のブログ機能は、Bloglinesで提供している検索機能をAsk.jpに取り入れたのではなく、日本でのブログ検索最適化を考慮して独自に構築したもの。また、このブログ検索機能をBloglinesに実装する予定も現状はないという。アスクジーブスジャパン取締役COOの樋口将嘉氏は「Bloglinesは先進的なユーザーが多く利用しており、Ask.jpのユーザー層とは違うのかなと考えている」とコメント。「そうした先進ユーザーにも満足いただけるようなサービスになった段階で改めて考えたい」とした。
こうした考えから、Bloglinesへの登録機能は持つものの、Ask.jpのブログ検索とBloglinesは基本的に独立したサービスとして提供していく方針。樋口氏は「Ask.jpは検索サービスで、Bloglinesは検索機能こそ持っているものの、基本的にはRSSリーダー。用途が違うものを混ぜるよりも、緩やかな連携を図っていきたい」との考えを示した。
樋口氏は「Web検索はコンテンツとしてはオフィシャルなものであり、言葉の関係性で重要度を判断しているのに対して、ブログはスピードが重視される揮発性の高いコンテンツ。探したい人が見つけられればいいという検索特性が高い」との特徴を指摘。「ユーザーには利用状況に応じて使い分けて欲しい」とした上で、「Web検索とブログ検索の連携などはユーザーの反応を見て対応していきたい」と語った。
ブログ検索は、独自のpingサーバー立ち上げを踏まえ、早急に正式サービスへと移行する考え。正式サービス時には「キーワード広告の表示なども視野に入れている(アスクジーブスジャパンの塩川博孝代表取締役社長)」という。
■ URL
Ask.jp
http://ask.jp/
関連記事:Ask.jp、7月にもブログ検索を実装へ〜Googleと並ぶ検索エンジンを目指す[INTERNET Watch]
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/05/10/7526.html
■ 関連記事
・ ブログ検索「Technorati.jp」正式サービス。ブログ検索の標準を目指す
(甲斐祐樹)
2005/09/14 09:31
(impress Watch) - 9月14日19時31分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050914-00000024-imp-sci