2005年09月13日(火) 22時09分
示談交渉で職場に非難電話、タクシー会社に賠償命令(読売新聞)
交通事故の示談交渉にあたったタクシー会社(東京都板橋区)の営業部長から職場の上司に電話を入れられ非難されたとして、事故の被害者の女性(45)が同社などに損害賠償を求めた訴訟の判決が13日、東京地裁であった。
芝田俊文裁判官は「いきなり職場の上司に電話して、非難めいたことを言ったのはプライバシー権の侵害」と述べ、同社と営業部長に23万円の支払いを命じた。事故による負傷については同社と運転手に177万円の賠償を命じた。
判決によると、女性は2003年9月、東京都北区内の横断歩道を青信号で渡っていたところ、タクシーに衝突され、右足骨折などの重傷を負った。女性は弁護士を通じ示談交渉を申し入れたが、営業部長は、昨年7月、いきなり女性が勤務するハローワークに電話して、女性の上司に「うちはハローワークに求人も出しているのに、なぜ職員がこんなことをするのか」などと非難した。
(読売新聞) - 9月13日22時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050913-00000415-yom-soci