2005年09月12日(月) 19時39分
精神科医の尋問を実施 松本被告の精神鑑定で高裁(共同通信)
オウム真理教松本智津夫被告(50)=教祖名麻原彰晃、1審死刑=の控訴審開始前に行われる精神鑑定について、東京高裁(須田賢裁判長)は12日、既に内諾を得ていた精神科医の鑑定人尋問を先週中に実施したと発表した。
精神科医は今後、東京拘置所で松本被告の精神鑑定を開始するとともに、これまでの裁判記録などを検討する。一連の精神鑑定の結果が出るまで約2カ月かかる見通し。高裁は鑑定結果を受け、松本被告の訴訟能力の有無を判断する。
通常の公判では、鑑定人尋問には弁護人も立ち会い、尋問することができる。しかし、高裁は8月19日、刑事訴訟法の手続きに基づき職権により精神鑑定を実施すると弁護団に通知したため、鑑定尋問の際、弁護団は立ち会うことができなかった。
(共同通信) - 9月12日19時39分更新
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