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2005年09月11日(日) 00時00分

国民審査『白票を』 鳥栖市長発言 東京新聞

 佐賀県鳥栖市の牟田秀敏市長が衆院選候補の応援演説で、最高裁裁判官の国民審査について「(国民審査の)白い紙はそのまま投票箱に入れて帰るように。何か書くといろいろ問題になる」と発言していたことが十日、分かった。県選管は「裁判官の信任・不信任を判断する貴重な機会で不適切」との見解を示した。

 牟田市長は七日夜、自身が選対本部長を務める佐賀1区候補の鳥栖市と同県上峰町での総決起大会で応援演説。両会場とも、小選挙区と比例代表について投票用紙の色と候補者名、政党名を挙げて投票を呼び掛けた後、国民審査に関して述べた。

 県選管によると、裁判官に対する信任や不信任を訴えることは、政治活動として可能。選管は「(発言は)法的に罰せられないが、制度そのものからいって不適切」としている。

 牟田市長は「小選挙区と比例の順番や内容を間違えないようにと強調する中で、国民審査についても触れた。指摘されれば配慮が足りなかった点があると思う」と話した。

 国民審査は、辞めさせたい裁判官に「×」をつける方式で、何も記入しなければ信任とみなされ、ほかの印を書けば無効扱いとなる。有効投票の過半数が不信任となった裁判官は罷免される。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050911/mng_____sya_____012.shtml