2005年09月10日(土) 17時25分
振り込め詐欺：架空請求で３被告に有罪−−地裁判決 ／徳島（毎日新聞）
東京を拠点にした架空請求詐欺事件で銀行口座から現金を引き出す役をしたとして、詐欺罪に問われた▽住所不定、無職、諏訪園淳二（２２）▽東京都練馬区西大泉３、同、占部貴広（２２）▽同区石神井町８、同、沼崎祐太（２２）——の３被告に対する判決公判が９日、徳島地裁であり、杉村鎮右裁判官は諏訪園被告に懲役３年、執行猶予５年（求刑・懲役３年）、占部被告に懲役２年６月、執行猶予５年（求刑・懲役２年６月）、沼崎被告に懲役２年、執行猶予５年（求刑・懲役２年６月）をそれぞれ言い渡した。
杉村裁判官は「被害額は多大で刑事責任は重いが、反省している」などと判決理由を述べた。
判決によると、３被告は、他のメンバーとともに「法務省認可法人東日本債権管理局」の差出人名で「電子消費料金未納分」支払いを督促するはがきを郵送。連絡してきた福岡県内の女性らに「このままでは裁判になる。取り下げるためには弁護士を雇わなければならない」などと偽り、銀行口座に現金計約４７５３万円を振り込ませた。【小野沢健一】
９月１０日朝刊
（毎日新聞） - 9月10日17時25分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050910-00000219-mailo-l36