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2005年09月09日(金) 14時25分

ID・パスワードに埋もれる日々、90%以上が「忘れたことがある」japan.internet.com

Blog や SNS 、RSSリーダーなどの比較的新しいサービス——これらに共通するのは、また ID・パスワードが増えてしまった、ということである。2001年にも同様の 調査 を行ってるが、ユーザーが利用しているログインサービスの数は増加傾向にある。

インターネットコム株式会社 株式会社インフォプラント が行った、ID・パスワードを必要とするログインサービスに関する調査によると、ID・パスワードを「頻繁に忘れる」ユーザーは9.3%、「たまに忘れる」に至っては82.0%にものぼる。

調査対象は ID・パスワードを必要とするログインサービスを利用している、全国の20代から60代のインターネットユーザー300人。男女構成比は男性44.0%、女性56.0%。 年齢層分布は、20代26.3%、30代46.3%、40代18.3%、50代7.3%、60代1.7%。

全体300人に、利用しているログインサービスの数を尋ねたところ、最も多かったのは「5〜10個」で39.7%。以下、「11〜15個」(18.7%)、「16〜20個」(15.7%)、「2〜4個」(10.0%)、「31個以上」(9.7%)、「21〜30個」(6.0%)と続く。ログインサービスを11個以上利用しているユーザーが全体の半数を占める結果となった。

古い記事になるが、2001年に行った調査では11個以上としたユーザーは3割強だった。これまでも EC サイトやポータルサイト、Web メールにおいてログインは必須であったが、Blog やそれに関連する新サービスの登場でログインの機会は確実に増えてきている。

そうなると、ID とパスワードの管理が大変になってくる。91.0%のユーザーが「同じ ID・パスワードを利用しているサービスもある」と回答し、1.3%が「すべて ID・パスワードを利用している」と回答するのも当然だろう。すべて違うものを利用しているユーザーはわずかに7.7%だ。

しかし、それでも忘れてしまうことは多い。ID・パスワードを「忘れたことはない」と回答したのは全体の8.7%に過ぎない。「頻繁に忘れる」ユーザーは9.3%、「たまに忘れる」に至っては82.0%にものぼる。2002年の 調査 と比較すると計3.3ポイントの増加だ。

では、思い出せない場合どうするか(複数回答)。利用経験が最も多かったものは「メールによる自動再送信機能」で239人、続いて「リマインダ機能」で147人だった。「思い当たるパスワードを手当たりしだいに入力する」というユーザーもいる。しかし、「再度登録しなおす」というユーザーは82人で、「利用をあきらめる」(98人)を下回っている。「利用をあきらめる」ユーザーは前回調査から半減しているものの、サービス提供者にとって、ユーザーが ID・パスワードを忘れた場合の対処機能は必須となる。

また、普段 ID・パスワードをどのようにして管理しているか尋ねたところ(複数回答)、「手帳やメモなどに書き留めている」(139人)と「自分の頭で記憶している」(136人)が圧倒的に多い。「メールやテキストファイルに書きとめる」が97人、「Webブラウザや専用のソフトに記憶させる機能を利用している」は82人だった。具体的な管理法としては「ID Managerを利用する」、「登録完了通知メールを専用フォルダに保存する」「PDA に記録し、一つのパスワードで保護する」などが挙げられた。

ID・パスワードに埋もれる日々の過ごし方。ユーザーは自分なりの工夫をしているようだ。(
調査協力: 株式会社インフォプラント



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(japan.internet.com) - 9月9日14時25分更新

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