2005年09月09日(金) 15時13分
水道メンテ詐欺 元の勤務先の手口をまねる 初公判で検察側指摘(西日本新聞)
一人暮らしの大学生を狙い、虚偽の説明で水道メンテナンス契約を結ばせて金をだまし取ったとして、詐欺と特定商取引法違反の罪に問われた水道メンテナンス業者「住宅水道設備」代表、黒木大輔(23)=福岡市早良区=、元社員伊藤豪崇(21)=同市南区=ら四被告の初公判が九日、福岡地裁であり、伊藤被告を除く三人は起訴事実を認めた。伊藤被告は、実際に修繕をやるものと思っていた、として詐欺罪について無罪を主張した。
検察側は冒頭陳述で、黒木被告らが二〇〇三年四月ごろから、別の水道修理業者で働き、同様の手口で大学生から詐取を繰り返していた、と指摘。住宅水道設備は一千九百人と契約し、一千八百五十万円の利益を得ていた、と述べた。
起訴状によると、黒木被告らは昨年三月—今年四月、一人暮らしの大学生宅を訪問、水道を修理する技術も意思もないのに「水回りの修理は金がかかる」「月五百円の登録代金を払えば無料で修理する」と説明し二十二人から計約二十三万円をだまし取ったとされる。
(西日本新聞) - 9月9日15時13分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050909-00000073-nnp-kyu