2005年09月07日(水) 16時26分
振り込め詐欺:メンバー4人殺害 斉藤被告、遺棄認める−−初公判 /千葉(毎日新聞)
◇検察、懲役3年6月求刑
架空請求詐欺グループ4人に対する逮捕監禁、殺人・死体遺棄事件で、死体遺棄罪などに問われた茨城県潮来市徳島、無職、斉藤吉美被告(33)の初公判が6日、千葉地裁(山口雅高裁判官)であった。斉藤被告は起訴事実を認め、検察側は「情状に酌量の余地はない」として懲役3年6月を求刑した。この事件を巡る公判は初めて。
起訴状などによると、斉藤被告は暴力団幹部で夫の憲夫被告(55)=同罪などで起訴=ら4被告と共謀。昨年10月20日ごろ、グループリーダーの清水大志被告(26)=殺人罪などで起訴=らが殺害したとされる船橋市の飲食店店員、西村徳也さん(当時25歳)ら男性4人の遺体を、同県小川町の空き地に遺棄したとされる。
検察側は、グループから5被告への遺棄の報酬計1億円のうち、斉藤夫妻が約5000万円を受け取り、「高級車や貴金属の購入や家族旅行の費用にあてた」と指摘した。【山本太一】
9月7日朝刊
(毎日新聞) - 9月7日16時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050907-00000182-mailo-l12