2005年09月06日(火) 10時41分
PL法でメーカーを提訴 はしご車昇降機事故で遺族(共同通信)
福島県郡山市の郡山消防署で昨年7月、はしご車から昇降機が落下し消防署員2人が死傷した事故で、死亡した消防士長=当時(44)=の遺族が6日までに、製造物責任法(PL法)に基づき、はしご車メーカーの日本機械工業(東京)に計9870万円の損害賠償を求める訴えを福島地裁郡山支部に起こした。
訴えによると、消防士長は昇降機に乗ってはしご車を点検中、滑車が外れ昇降機を上下させるワイヤが切れたため、約35メートルの高さから落下して死亡した。消防庁が「滑車は構造的に欠陥があり、ワイヤの強度能力も欠けていた」との調査結果をまとめており、メーカーはPL法などに基づく損害賠償義務があるとしている。
(共同通信) - 9月6日10時41分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050906-00000056-kyodo-soci