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エコライフプラザは、同サテライト会場の市民展示館の一角にあり、環境市民団体や事業者などが参加する実行委と名古屋市が共同で運営。環境を考えた商品や店を選んで買い物をするグリーンコンシューマー運動の普及をテーマに、環境に優しいさまざまな商品を紹介したり、関連のワークショップ(体験型講習)を開いたりしている。
津島市内で自然食品店「りんねしゃ」を営む飯尾さんは六月に入場者として同プラザを訪れ、スタッフと交流する中、事業者としての実績や経験を買われ実行委に加わった。会議では毎回、プラザの展示やイベントへのアドバイスなどをしている。
万博の期間中、同プラザでは、行政と市民団体、事業者とが環境問題を軸にして交流を深め、新たなネットワークをはぐくんできた。閉幕が近づき、実行委では今、半年間の活動を集約しつつ「万博の後に何を残せるか」を議論している。
飯尾さんは「愛知万博によって、これまでバラバラだった行政、NPOなどの市民、生産者・事業者の三者が一つにつながった。ここから、グリーンコンシューマー運動をさらに力強く推進していくための具体的な事業プランを作り上げ、地域に提案したい」と語る。
「りんねしゃ」は現在は株式会社だが、環境保護や安全な食を守る市民運動から出発した組織で、二十年の歴史があるという。飯尾さんは「培った経験やノウハウを生かしたい」と、ポスト万博へ向けて知恵を絞っている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ach/20050906/lcl_____ach_____003.shtml