2005年09月05日(月) 16時50分
周りが使っているから…、7割以上が「理解していない IT 用語使う」(japan.internet.com)
アルファベットで構成された IT 用語の意味がわからず、調べようとしてもまた意味のわからない言葉で説明される——そんな経験はないだろうか。もっと簡単な言葉が必要とされている。専門用語がわからない人は新しい技術を使った製品の購入を遅らせる
傾向 もあるというのだから。
インターネットコム株式会社 と
株式会社インフォプラント が行った、IT 関連用語についての調査によると、「周りが使っているために、自分も意味を理解していない IT 用語を使うことがある」という人は7割を超えている。
調査対象は、自宅から PC などでインターネットを利用している、全国の10代〜60代のユーザー300人。 年齢層は19歳以下、20代・30代、40歳以上の3区分で男女それぞれ50人ずつ。
全体300人に IT 関連の用語が難しいと思うか尋ねたところ、83.5%のユーザーが「難しいと思う」と回答。年齢別に見ると、その割合が最も高いのは40歳以上で93.0%、19歳以下で80.0%、20代・30代でも88.0%に達した。
では、IT 関連用語はなぜ難しいのだろうか。理由として多く挙げられたのは「アルファベットが多い」(172人)、「短縮したものが多い」(148人)、「増えるスピードが速い」(99人)、「周りに教えてくれる人がいない」(87人)、「耳になじまない」(82人)などだった。「アルファベットが多い」や「耳になじまない」などの理由を見る限り、そもそも日本人には合わないものなのかもしれない。
また、周りが使っているために、自分も意味を理解していない IT 用語を使うことはあるか尋ねたところ、40歳以上は「よくある」(15.0%)、「たまにある」(62.0%)の合計が77.0%に上り、19歳以下(合計72.0%)や20代・30代(合計71.0%)でも7割を超えている。
さらに、普段よく目にするものの意味を理解していないというIT用語を聞いてみた。回答として多かったのは「クッキー」、「プロキシ」、「MP3」、「Bluetooth」、「メガピクセル、「Blog」、「RSS」などだが、同時に、「多すぎて挙げられない」というユーザーも目立った。
とはいえ、これらの用語を調べる人は少ない。19歳以下では39.0%が「調べる」、54.0%がそのままにする」と回答した。20代・30代では「調べる」(43.0%)、「そのままにする」(51.0%)。40歳以上でも「調べる」(46.0%)、「そのままにする」(49.0%)と、半数以下にとどまる。
最近の IT 関連用語について解説した「書籍」を購入したいか尋ねてみたところ、年齢が上がるにしたがって「購入したい」という回答が多くなった。19歳以下では16.0%だが、20代・30代、40歳以上ではともに27.0%となっている。
ところで、近頃よく目にする IT 用語について、その概要を知っているか聞いてみた。取り上げたのは「Blog」、「SNS」、「RSS」など短縮された用語や、「アフィリエイト」、「QR コード」、「ポッドキャスティング」「iTunes」などここ1〜2年で浸透しつつある言葉だ。
それによると、各年齢層で最も認知度が高かったのは「Blog」だった。19歳以下では84人にも達する。「アフィリエイト」や「QR コード」、「iTunes」も各層に浸透している。「RSS」も健闘し、19歳以下で32人、20代・30代で26人だった。
一方、「SNS」、「ポッドキャスティング」は低調となった。「SNS」の認知度は19歳以下(15人)、20代・30代(17人)、40歳以上(5人)となり、「ポッドキャスティング」は19歳以下(13人)、20代・30代(16人)、40歳以上(6人)という結果。(
調査協力:
株式会社インフォプラント )
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http://japan.internet.com/jupiter/top.html (japan.internet.com) - 9月5日16時50分更新
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