2005年09月01日(木) 00時17分
趣意書、期限内提出せず オウム松本被告弁護団(共同通信)
地下鉄サリン事件など13事件で殺人罪などに問われ、東京地裁で死刑判決を受け控訴したオウム真理教松本智津夫被告(50)=教祖名麻原彰晃=の弁護団は、東京高裁が期限と定めた31日までに控訴趣意書を提出しなかった。
弁護団によると、東京高裁は訴訟能力の有無を判断するために行う松本被告の精神鑑定で、鑑定人の意見が出るまでは控訴棄却をしないと明言しているという。
弁護団は同日夜、東京・霞が関の司法記者クラブで会見。夕方に約50ページにわたる控訴趣意書の骨子を持参し須田賢裁判長と面会したが、8月22日に申し立てた鑑定への立ち会いと公開法廷での専門医に対する尋問が拒否されたため、提出しなかったことを明らかにした。
(共同通信) - 9月1日0時17分更新
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