2005年09月01日(木) 19時58分
<大阪>悪質リフォーム業者 以前から苦情相次ぐ(朝日放送)
不正な契約を結んだとして、大阪のリフォーム会社の元社長らがきのう逮捕されました。この会社には以前から苦情が相次ぎ、中には、簡単なトイレ工事を頼んだらわざとトイレを壊し、工事代金を請求するという悪質なものもありました。
きのう、大阪市東淀川区のリフォーム会社・旧「関西水道設備」の元社長・大田射早武容疑者(41)ら3人が、特定商取引法違反の疑いで逮捕されました。調べによりますと大田容疑者らは、去年、81歳の男性ら3人と総額およそ120万円のリフォーム工事の契約を結ぶ時に、一定期間内なら契約を解除できる「クーリングオフ」の説明がない書類を渡した疑いが持たれています。
一方、関西水道設備はチラシで客を勧誘していましたが、大阪府内の消費生活センターには、悪質な工事方法などの苦情が、およそ2年半の間に43件も寄せられていたということです。関西消費者協会の白さき夕起子さんは、「(75歳の男性からの苦情で)トイレを修理するふりをして便器を壊した。そして、新しいものに取り替えようと95万円の見積書を置いて帰った」「翌日、解約しようとすると今度は、この業者が解約料34万円を請求した」というものがあったと話しています。関西水道設備は、5つの社名を使い分けていたと見られていて、警察は客のクレームから逃れるためだった可能性もあると見て、大田容疑者らを追及する方針です。
●「白さき」さんの「さき」は、「山」へんに「竒」を書く
(朝日放送) - 9月1日19時58分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050901-00000008-abc-l27