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神戸市内の小学6年の男児が今年4月、自宅でパソコンの漫画サイトをみていて広告をクリックしたところ、アダルトサイトに自動的にジャンプ(進入)。「18歳以上ですか」と問われ、「いいえ」を選ぶと「登録ありがとうございました」と表示された。男児は怖くなって電源を切り、神戸生活創造センター(神戸市)に相談した。
昨年8月には兵庫県明石市の小学2年の女児が、携帯電話に届いた差出人不明のメールに何げなく返信したところ、1万9000円の請求メールが届いた。大阪府消費生活センターに寄せられた相談では今年6月、女児(10)が成人向けマンガ雑誌の広告に掲載されていた「伝言ダイヤル」に自宅から電話したところ、数日後に「広告通り登録料5万円を支払え」との電話がかかってきた。
いずれも登録料金などの支払い義務はないケースだが、子供にはなかなか判断がつかない。
パソコンや携帯電話を使った悪質商法は年々手口が巧妙化しているうえ、相手が見えないだけに無差別になされ、結果的に子供たちも狙われているのが現状だ。
また、パソコン利用者が低年齢化し、特に夏休みは子供がそれらに触れる機会が増えるため、昨年も神戸生活創造センターにあった同内容の相談は7月が88件だったのに対し、8月は135件と急増していた。
同センター生活科学部の本田三洋子課長は、子供たちが被害に遭わないよう「架空請求が来たら悩まずお父さんやお母さんに相談しよう」とアドバイスしている。また、保護者に対しては「普段から子供が気軽に相談できるような家庭の雰囲気づくりを心がけてほしい」と話している。
(09/01 15:46)