2005年08月30日(火) 16時06分
多額リフォームクレジット契約:夫婦、信販会社を提訴−−債務不存在求め /宮城(毎日新聞)
山元町の70代の夫婦がリフォーム工事で多額の負債を負った問題で、同夫婦は29日、信販会社が十分な審査を怠ったためクレジット契約をさせられたとして、信販会社「オリエントコーポレーション」(東京)を相手取り、債務不存在の確認と慰謝料など計220万円の支払いを求める訴訟を仙台地裁に起こした。
訴状によると、夫婦は00年6月、訪問販売業者の勧めで工事費約400万円のクレジット契約を同社と締結。その際、同様の経緯で結んだ約520万円の債務を抱えており、収入の大半を支払いに充てる苦しい生活を余儀なくされた。夫婦はともに認知症だった。
代理人の弁護士は「信販会社は契約時点で、夫婦の判断能力が低下していることを認識できた」と主張。同社は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。【赤間清広】
8月30日朝刊
(毎日新聞) - 8月30日16時6分更新
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