2005年08月30日(火) 21時29分
<解約代行詐欺>高齢者から30万円 消費者センター装い(毎日新聞)
消費者センターの職員をかたる男らに、「購入した布団の解約手続きをする」と言われた東京都内に住む高齢者が、現金約30万円をだまし取られる被害に遭っていたことが分かった。東京都消費生活総合センターが把握した被害はこの1件だが、「他にも被害が出ている可能性がある」と注意を呼び掛けている。
同センターによると、今月24日、都内の1人暮らしの女性(84)宅を消費者センター職員を名乗る2人組の男が訪れ、「高額で布団を買わされた人の名簿を東京都が入手した。解約手続きを代行する」などと説明。銀行に同行し解約料として約33万円を下ろさせ、持ち去った。女性は訪問販売で実際に布団を購入していた。また、香川県の女性が26日に受け取ったダイレクトメールの発信元は、目黒区内の住所で消費者生活センターと記載されていた。相談などを呼びかける内容だった。
都消費生活総合センターは「センターの名前を使って信用させる手口だ。相談は無料で、職員が金品を預かることもない」と話している。【猪飼順】
(毎日新聞) - 8月30日21時29分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050830-00000080-mai-soci