2005年08月29日(月) 13時09分
新潮社側にも330万円支払い命令=福岡一家殺害「犯人視」報道−東京地裁(時事通信)
福岡市の松本真二郎さん=当時(41)=一家4人殺害事件で、真犯人であるかのような記事を「週刊新潮」に書かれ名誉を傷つけられたとして、松本さんの親族の会社役員男性(49)夫妻が、新潮社と発行人に5500万円の損害賠償などを求めた訴訟で、東京地裁(土肥章大裁判長)は29日、計330万円の支払いを命じた。
土肥裁判長は「捜査当局から嫌疑を掛けられていた証拠はなく、記事は真実と認められない」と指摘。「氏名や顔写真などで特定しなくても、知人は容易に認識でき、原告の社会的評価を低下させた」と述べた。
(時事通信) - 8月29日13時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050829-00000029-jij-soci