2005年08月27日(土) 12時56分
迷惑メール大量送信で4人起訴(ITmediaニュース)
米司法省は8月25日、米スパム対策(CAN-SPAM)法などに違反して迷惑メールを大量に送信していた人物4人が、アリゾナ州フェニックスの大陪審で起訴されたと発表した。
起訴されたのはジェニファー・クレイソン被告など4人。うち3人はCAN-SPAM法違反、わいせつ物移送、資金洗浄などの罪に問われている。残る1人はCAN-SPAM法違反の罪を認めている。
発表によれば、3被告は個人的な営利目的で共謀してスパム送信ビジネスに従事。ここから送られたものとされる電子メールに関連してAmerica Online(AOL)には昨年1月30日から6月9日までの間に60万件以上の苦情が寄せられた。迷惑メールを受け取ったユーザーの数は推定で数千万人に上ると見られる。スパム情報収集の非営利組織Spamhausが作成しているリストでも、世界の大規模スパム業者200社に数えられていた。
スパムメールはコミッション稼ぎの目的でインターネットのポルノサイトを宣伝し、メールにはポルノ画像が組み込まれていた。送信者を特定できないよう、オランダで登録したIPアドレスやモーリシャスのドメインを使い、送信者アドレスも偽装。米国外の銀行口座を使ってスパムビジネスで得た資金を洗浄していたとされる。
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