2005年08月25日(木) 21時26分
「取材資料流出」と結論 朝日新聞、幹部処分へ(共同通信)
朝日新聞社は25日、月刊現代9月号に掲載されたNHK特集番組改編問題をめぐる朝日記者と安倍晋三、中川昭一両前衆院議員、松尾武NHK放送総局長(当時)との取材やりとりについて「取材資料が何らかの形で流出したと考えざるを得ない、との結論に至った」とする社内調査の中間報告を発表した。
近く関係者を処分し、調査結果を公表するが、流出経路と関与した人物は判明しておらず、処分対象は関係部署の幹部になる見通しという。
朝日新聞社は「資料が流出する事態は取材を受けた方々への信義に反し、痛切に責任を感じている」として3氏に事情説明と謝罪の文書を送付したが、安倍、中川両氏側は受け取りを拒否。松尾氏は「強い憤りを感じる」、NHK広報局は「取材記録のすべてを明らかにするよう強く求める」とする談話を出した。
(共同通信) - 8月25日21時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050825-00000215-kyodo-soci