悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2005年08月25日(木) 18時35分

ネット利用時のルール、約2割の中高生が「守っていない」——シマンテック調べjapan.internet.com

株式会社シマンテック は2005年8月24日、 株式会社インフォプラント と共同で実施した「インターネット利用に関する親と中高生の世代間調査」に関する調査結果を発表した。

この調査は、2005年7月中旬にインフォプラントが保有するアンケートパネル、男女計1,177人を対象に実施。なお、親世代が600人、子世代(中学1年生〜高校3年生)が577人の割合で調査を行った。

インターネットを利用する上で不安に思うことを、親世代、子世代それぞれに尋ねたところ、親自身が不安に思うことの1位が「ウイルス感染」86.3%、また子供自身が不安に思うことの1位も「ウイルス感染」73.7%だったが、親が子供に対して不安に思うことの1位は「不適切、もしくは危険な情報にアクセスする」で79.7%だった。

インターネット利用に関する会話や決め事について、親世代のうち89.2%は「ある」と答えたが、子世代で「ある」と答えた割合は61.2%に留まり、親世代と子世代の間に約30ポイントの開きがあった。詳しく見てみると親世代で最も多かったのは「インターネット利用について話し合った」で60.7%。一方、子世代では「どれもない」が最も多く38.8%だった。

インターネット利用時の決め事があると回答した親世代/子世代、計410人に、決め事の遵守状況を聞いたところ、親世代で「守っている」「全部ではないが多くの点で守っている」が約95%だったのに対し、子世代では約80%に留まった。また、子世代の約20%が「守っていることもあるが大部分では守っていない」「ほとんど守っていない」と答えており、必ずしも決め事が守られているわけではないようだ。

親世代に、子供がインターネットでどのようなサイトやサービスの利用状況を把握しているかを尋ねた。すると、「だいたい把握しているつもりだ」35.0%、「ある程度は把握しているつもりだ」49.8%となり、約8割が把握していると答えた。これを子供の学年別で詳しく見ると、学年が上になるほど「だいたい把握しているつもりだ」の割合が減少しており、年齢が上がるにつれて子供のインターネット利用状況が把握しづらくなる様子がうかがえる。

小学校や中学、高校の教育現場でのインターネット接続率が、2005年度には99.9%となり、子供のインターネット利用が一般的になりつつあるそうだ。今回の調査結果に伴いシマンテックでは子供のインターネット利用に関して、フィルタリングソフトやサービスを利用するだけでなく、インターネット利用時の基本ルールの作成と、早い時期でのインターネット教育が大切だと提言した。

この他に同社は、3月にスパムとスパイウェアに関する調査結果を 発表 している。


デイリーリサーチバックナンバー、コラム、セミナー情報等はこちらから
http://japan.internet.com/

デイリーでお届けする最新ITニュースメールの御購読申込はこちらから
http://japan.internet.com/mail/newsletters.html
(japan.internet.com) - 8月25日18時35分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050825-00000004-inet-sci