2005年08月23日(火) 15時38分
元牧師、少女暴行認める 「抵抗不能」は争う姿勢 京都地裁(産経新聞)
宗教法人「聖神中央教会」(京都府八幡市)で信者の少女が性的暴行を加えられた事件で、強姦と準強姦などの罪に問われた同法人元代表、永田保被告(62)=本名・金保=の第二回公判が二十三日、京都地裁(上垣猛裁判長)で開かれた。初公判で罪状認否を留保していた永田被告は、「いずれの事実についても争うことはありません」と起訴事実を認めたが、弁護側は検察側が主張する「被害少女が抵抗不能状態にあった」とする点については争う姿勢を示した。
起訴状などによると、永田被告は平成十三年三月中旬から十六年九月にかけ、いずれも当時十二歳だった少女四人を牧師室に呼び出して暴行した。また、マインドコントロールされて心理的に抵抗できない状態にあった十四−十六歳の少女らに対しても性的暴行を加えた。
検察側は冒頭陳述で、永田被告が二人同時に暴行を加えたケースもあり、被害少女は「何でこんなひどい目に遭わないといけないのか」と泣いたが、永田被告は「焼きもちを焼いているのか」と言ったなどと犯行の様子を明らかにした。
京都地検は「教会内には永田被告に逆らう者は誰一人としていなかった」として、精神的に抵抗不能の状態に置かれた十四歳以上の少女らに関しては準強姦罪で起訴している。
(産経新聞) - 8月23日15時38分更新
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