2005年08月22日(月) 15時47分
偽名使い小銭を両替 街頭募金詐欺 団体主宰者を再逮捕(産経新聞)
NPO(民間非営利団体)を名乗る団体による街頭募金詐取事件で、詐取した募金を金融機関に持ち込み、偽名を使って一万円札に両替したとして、大阪府警捜査二課は二十二日、組織的犯罪処罰法違反(犯罪収益処分の事実仮装)容疑で団体主宰者の無職、横井清一被告(34)を再逮捕した。
横井容疑者は、すでに約二千五百万円分の詐欺と職業安定法違反罪で起訴されているが、不法収益を意図的に隠していたことが判明したことで、府警はより悪質性が強まったと判断。同法の適用に踏み切った。
調べでは、横井容疑者は昨年十一月初旬から十二月中旬、大阪市内の信用金庫や銀行に、難病の子供支援の名目の街頭募金でアルバイトの若者らに集めさせた硬貨や千円札など約千五百万円分を持ち込み、偽名を使って一万円札に両替、犯罪の収益の処分について事実を仮装した疑い。
両替の際、申込用紙にアルバイトや義兄の名前を記載。二百万円以上の両替には身分証明証が必要になるため、一回につき約百五十万円を両替し、両替する店舗も毎回変えていたという。横井容疑者は事実仮装の意図を否定している。
(産経新聞) - 8月22日15時47分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050822-00000035-san-soci