2005年08月20日(土) 14時16分

信者集め３０００万円得る　オウム今年も夏期セミナー（共同通信）

　オウム真理教（アーレフに改称）が今月中旬に開いた夏期集中セミナーに在家信者約３００人が参加し、参加費や布施などの名目で約３０００万円の収入を得ていたことが２０日、公安当局の調べで分かった。昨年夏のセミナーに比べて参加者は約３０人減ったが、収入はほぼ同じだった。
　教団をめぐっては、警視庁公安部が今年５月と６月、素性を隠した信者をコンピューター関係の企業に派遣し、給与を得ていたとして職業安定法違反容疑で最高幹部らを逮捕。公安当局は、この摘発で教団の安定的な収入がなくなり、セミナーが以前にも増して重要な資金源になっているとみている。
　公安当局によると、セミナーは今月９日から１５日にかけ、埼玉県八潮市と大阪市西成区の施設など全国１１カ所で開催された。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050820-00000063-kyodo-soci