2005年08月19日(金) 18時50分
松本被告を精神鑑定へ 東京高裁(共同通信)
地下鉄サリンなど13事件で殺人罪などに問われ、1審東京地裁で死刑判決を受け控訴中のオウム真理教松本智津夫被告(50)=教祖名麻原彰晃=について、東京高裁は19日、近く精神鑑定を行い訴訟能力の有無について専門医から意見を聞く方針を明らかにした。松本被告の精神鑑定が実施されるのは初めて。
須田賢裁判長は、弁護団が申し立てた公判停止と控訴趣意書提出期限の延長は認めないことを決定。その上で(1)弁護団が訴訟能力を否定する専門家の意見書を提出した(2)1審で死刑を言い渡された重大案件である−などを理由に鑑定する方針を決めた。
昨年2月の1審判決後、弁護団は同10月に「訴訟能力がない」と公判停止と鑑定を求めたが、高裁は12月に「訴訟能力に欠けている疑いはない」と退けた。
(共同通信) - 8月19日18時50分更新
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