2005年08月17日(水) 17時09分
高齢者に紳士録売りつけ 業者に業務停止命令(共同通信)
高齢者を対象に虚偽の説明をして紳士録を売り付けたのは特定商取引法違反(不実告知)などに当たるとして、経済産業省は17日、東京都豊島区南大塚、通称「中央信用出版社」岩元治人経営者(60)に電話勧誘販売や通信販売の業務停止(3カ月)を命令した。
申込書にも同法違反(意に反する契約申し込み)があったとして書面の改善指示もした。
同社が勧誘した約95%が60歳以上の高齢者。全国の消費生活センターに数百件の苦情が寄せられていた。
関東経済産業局によると、同社は過去に他社の人名録に掲載された高齢者を対象に、「興信録」の購入と同書への経歴掲載を、電話や申込書の郵送で勧誘していた。申込書は返送すれば購入することになるよう紛らわしい書面にしており、申し込むつもりのない人にも「いらない」の欄に印をつけて返送させていた。
(共同通信) - 8月17日17時9分更新
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