2005年08月17日(水) 14時44分
携帯ウイルス:メモリーが完全消失する新種(WIRED)
本記事はウェブセキュリティ特集として再編集されたものです。本記事の初出は2005年7月4日です。
フィンランドのエフ・セキュア社は1日(現地時間)、携帯電話のデータを失う恐れが高いウイルス(トロイの木馬)『Doomboot.A』への警戒を
http://www.f-secure.com/v-descs/doomboot_a.shtml 呼びかけた。2種類のウイルスの連携プレーで、携帯の初期化を強いられるという。『シンビアンOS』を搭載した機種が標的だ。
ウイルスは携帯用のゲーム『Doom 2』を装っており、ファイル名は「Doom_2_wad_cracked_by_DFT_S60_v1.0.sis」。感染後に、いったん電源を切ってしまうと、携帯が立ち上がらなくなる。電源を切る前に除去すれば解決できるが、『Commwarrior.B』というウイルスにも同時感染することが、それを阻む。
Commwarrior.Bは、MMSメールとブルートゥース通信で広がるウイルスで、近くのブルートゥース携帯を探し続けるため、1時間以内でバッテリーを使いきる。その結果、電源が切れる前に感染に気づき、除去するのは非常に難しい。携帯をリセットして購入時の状態に戻す以外に手はなくなり、データを失う羽目になる。感染直後はウイルスと分かるような症状を示さず、手遅れに追い込む。
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(WIRED) - 8月17日14時44分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050817-00000006-wir-sci