2005年08月16日(火) 22時42分
<元郵便局員詐欺>1億2000万円横領で追送検 埼玉(毎日新聞)
日本郵政公社埼玉監査室は16日、保険貸し付け請求書の偽造などで約1億2000万円を詐取・横領したとして、越谷郵便局(埼玉県越谷市)の保険課元職員で千葉県流山市富士見台、安蒜(あんびる)博行被告(35)=詐欺罪などで公判中=を有印私文書偽造・同行使、詐欺、業務上横領容疑でさいたま地検に追送検したと発表した。
調べでは、安蒜容疑者は04年3月〜05年4月、簡易保険の契約者に「本人確認が必要」などとうそを言って保険証書を借り受け、保険を担保にした保険貸付金の貸し付け請求書を偽造するなどして、計99口約1億2000万円を詐取や横領した疑い。容疑を認め「ヤミ金の借金返済に使った」と供述しているという。
同公社関東支社広報室によると、安蒜容疑者は00年に同郵便局に配属され、保険外務事務に従事。事件発覚後の4月15日付で懲戒免職となった。同室は「書類は複数でチェックすることになっているが体制が取れていなかった。チェック体制などの指導を強化したい」とコメントした。【酒井祥宏、村上尊一】
(毎日新聞) - 8月16日22時42分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050816-00000141-mai-soci