2005年08月10日(水) 21時20分
用水路で発見の1800万、違法営業の会社員に返す(読売新聞)
埼玉県蓮田市の用水路で今年1月に見つかった現金約1800万円について、拾得物として保管していた岩槻署が、現金はリフォーム会社社員中江匡志被告(26)(特定商取引法違反の罪で起訴)の同県上尾市内の自宅から盗まれた約6000万円の一部と判断し、中江被告に返還していたことが10日、わかった。
県警は、1800万円を含む6000万円は中江被告が違法な営業活動でリフォーム会社から得た給料であることを確認したが、「中江被告はうそを言って営業し、罪に問われている。現金は犯罪とは直接関係しないので、押収はしない」としている。
中江被告方から6000万円が盗まれた事件では、同被告の元交際相手の女(25)ら3人が逮捕され、この女が「6000万円の一部を用水路に捨てた」と供述した。
しかし、紙幣から中江被告らの指紋が検出されなかったことなどから、同署は1800万円が盗まれた6000万円の一部だとは断定できないとして、拾得物として保管。今年7月、女が中江被告方から6000万円を盗んだとして、懲役3年の判決が確定したことなどを受け、1800万円は中江被告方から盗まれたものと判断し、保管期限が迫った9日に中江被告に返還した。
(読売新聞) - 8月10日21時20分更新
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