2005年08月10日(水) 13時52分
「不要リフォーム」10人が返還求め集団提訴…愛知(読売新聞)
認知症(痴呆=ちほう)の高齢者宅などを訪れ、「柱を補強しないと家が倒れる」などと不安をあおり、不要なリフォーム工事を繰り返したとして、愛知県内に住む41〜79歳の男女10人が10日、同県豊田市の住宅リフォーム会社「日本メンテナンス」と同社の実質的経営者らに支払った工事代金約7888万円の返還などを求めて名古屋地裁に提訴した。
原告側弁護団によると、リフォーム被害を巡る集団提訴は全国初という。
訴状によると、同社社員らは2002年7月から今年5月にかけて10人の自宅を訪問。点検と称して家屋の床下や屋根裏に入り込み、「柱がずれていて地震が来たら家が倒れる」「床下に白アリやカビが発生している」などとうそを言い、必要のない補強工事や床下換気扇設置工事などの契約を強引に結ばせた。10人は社員から繰り返し訪問を受け、「補強がまだ手薄だ」として何度も不要な工事をされ、高額な代金を支払わされた。
日本メンテナンスは「提訴はいわれのないことだ」とのコメントを出した。
(読売新聞) - 8月10日13時52分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050810-00000406-yom-soci