2005年08月10日(水) 18時51分
絶滅種の化石発見 秋吉台、新洞窟の調査開始(共同通信)
日本最大のカルスト台地秋吉台(山口県秋芳町、美東町)で新たに見つかった洞窟(どうくつ)の学術調査を始めた山口大理学部の田中和広教授は10日、秋芳町内で記者会見し「絶滅種を含む多くの化石が見つかり、数十万年間の生物進化を解明する貴重な資料になる」と話した。
8日から深さ約50メートル付近までを調べた結果、寒冷地でしか見られない、絶滅種のトガリネズミの歯などが見つかった。来春、さらに深い地点も調査する方針という。
田中教授によると、秋吉台は100万年以上前にできたとされ、これまで約450の洞窟が見つかっているが、今回見つかった洞窟は深さ100メートル以上あり、竪穴として大規模で、最も古く形成された可能性が高く、秋吉台の地形がどう発達したか調べる上でも重要な資料になるという。
(共同通信) - 8月10日18時51分更新
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