2005年08月10日(水) 15時41分
入所者に熱風当て殺害、介護施設元職員に懲役12年(読売新聞)
石川県かほく市の認知症(痴呆)高齢者介護施設「グループホームたかまつ」で今年2月、入所者の高山喜美子さん(当時84歳)にファンヒーターの熱風を当てて殺害したとして殺人罪に問われた同県津幡町緑が丘、元同施設職員松田優被告(28)の判決が10日、金沢地裁であった。
堀内満裁判長は「職場内の不満など現状に対するうっぷん晴らしや要介護者に対する腹いせなど、犯行は極めて自己中心的」として、懲役12年(求刑・懲役13年)を言い渡した。
公判で松田被告は殺意を否認したが、堀内裁判長は「被害者の病状などを考慮すれば、熱風を当て続ける行為に生命の危険性があることを、被告は十分認識していた」として、「未必の殺意」を認めた。
(読売新聞) - 8月10日15時41分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050810-00000211-yom-soci