2005年08月08日(月) 14時41分
知能犯大幅増492件 「振り込め」拡大背景に(琉球新報)
ことし1—6月に県内で発生した詐欺や横領など知能犯の認知件数は492件で、前年同期の389件に比べ、103件(26・5%増)増と大幅に増加していることが県警のまとめで分かった。増加の理由について、県警は「県内でも振り込め詐欺の被害が拡大しており、その数が反映されたため」と分析している。
全刑法犯の認知件数9355件(前年同期比10・4%減)中、検挙件数は3221件で、検挙率は34・4%。前年同期の27・2%に比べ、7・2ポイント上昇した。
罪種別にみると、窃盗犯が最も多く、前年同期比14・4%減の6926件。次いで暴行・傷害などの粗暴犯が582件(前年同期比2・0%減)。知能犯が492件(同26・5%増)。殺人・強盗などの凶悪犯が61件(同1・7%増)。賭博や強制わいせつなどの風俗犯が42件(同20・8%減)。その他は1252件(同0・4%減)。他の罪種が減少、または横ばい状態となっている中で、知能犯だけが大幅増という結果になった。
刑法犯のうち、ほかの犯罪より危害が大きく、強い不安感を与えるとして、摘発に力を入れている「重要犯罪」(殺人、強盗、放火、女性暴行、強制わいせつ、略取・誘拐の6罪種)の認知件数は91件で、前年同期の102件に比べ、11件(10・8%)減だった。
(琉球新報) - 8月8日14時41分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050808-00000014-ryu-oki