2005年08月07日(日) 02時51分
楽天顧客情報 3万6000件流出判明 他サイトの取引8500件も(産経新聞)
インターネット商店街「楽天市場」の顧客情報が流出した問題で、楽天(本社・東京都港区六本木)は六日、約三万六千件の情報流出が分かったと発表した。
楽天によると、五日に大手マスコミから追加の情報提供があり、調査の結果、情報の流出が判明した。提供された情報には楽天以外のサイトで購入したとみられる取引情報が少なくとも八千五百四十五件含まれていた。
流出が確認できたのは、東京都足立区内にある輸入雑貨販売会社「センターロード」のネット店舗で受注した約九万四千件のうち、三万六千二百三十九件(六日午後十時現在)。流出した情報は氏名、住所、電話番号などで、クレジットカードの情報が含まれているものは一万二十六件。いまのところ、カード情報を使った不正取引は確認されていない。各カード会社が監視を続けている。
センターロードは平成十四年三月から楽天市場に出店している。楽天は先月二十八日、センターロードの顧客情報が計二百八十四件流出したと発表した。顧客が買い物で利用するクレジットカード番号を出店店舗に流さないようにする対策を決めている。社内から不正アクセスした形跡はなく、楽天内部から流出した可能性は限りなく低いという。
楽天が運営する「楽天市場」は、約一万三千店舗が登録する国内最大のネットショッピングモールとして知られている。
楽天グループ広報部は「犯人検挙に向けて最大限の協力を行っていきたい」と説明している。
(産経新聞) - 8月7日2時51分更新
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