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「融資保証金詐欺」と、交通事故の示談や妊娠の中絶などを装う「おれおれ詐欺」、有料サイト利用料金の請求などを装う「架空請求詐欺」の三つを合わせた振り込め詐欺全体の認知件数は、前年同期比四十一件増の百九十二件。被害総額は一億四千二百万円(74・7%)増えて、三億三千百万円に上った。
項目別にみると、おれおれ詐欺の認知件数は前年同期からほぼ半減して五十二件だったが、被害額は四千四百万円(27・5%)増の二億三百万円。四十−七十代女性の被害が多く、妊娠中絶や痴漢、医療過誤の示談名目の犯行が増えた。警察官や弁護士、保険会社やマスコミ関係者を装うものが多く、振り込むまでの間に事故当事者の携帯に電話をかけ続け、被害者から確認のための連絡を取れないようにする巧妙な手口もみられた。
架空請求詐欺の認知件数は前年同期比六件の微増で二十九件だったが、被害額は三千百万円(193・5%)増の四千七百万円と急増した。最高被害額は約千二百万円で、十−三十代男性と二十代女性の被害が多かった。
融資保証金詐欺は、認知件数が八十六件(344%)増の百十一件、被害額が六千七百万円(465・3%)増の八千百万円と、いずれも激増。無担保・低金利の融資をかたり、ダイレクトメールやはがきを送りつけるほか、携帯メールやファクスを利用した手口もみられた。
県警の摘発は、融資保証金詐欺が二十八件、架空請求詐欺が二件だったが、おれおれ詐欺は一件もなかった。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ngn/20050805/lcl_____ngn_____000.shtml