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2005年08月05日(金) 00時00分

高額被害増加、総額1億1700万円 上半期の振り込め詐欺 東京新聞

 県警は、ことし上半期(一−六月)の振り込め詐欺・恐喝(オレオレ、架空請求、融資保証金名目)事件の認知・摘発状況をまとめた。千九百万円を最高に高額被害が増え、総額は昨年に比べ約三千九百万円増の約一億千七百万円に上ることが明らかになった。悪質リフォームについても三件の相談が寄せられているという。

 同課によると、六月末までの振り込め詐欺件数は九十四件(昨年比一件増)。そのうち七十四件について十六人を摘発した。

 昨年下半期に相次いだ万引弁償名目のオレオレ詐欺がなくなったものの、新たに、薬剤師や医師宅に電話をかける医療事故名目詐欺、痴漢被害名目で示談金を要求する詐欺が発生。また、最近では、タクシー運転手を名乗り「泥がはね客の服が汚れた」とクリーニング代を請求する事案も確認されている。

 オレオレ詐欺被害に遭った十三人に対して行ったアンケートでは、全員が、オレオレ詐欺に関する知識を持っていたが、現金を振り込む前に家族への確認をしていなかった。十三人のうち、四十歳代、五十歳代の女性が九人に上り、昼間に家にいる主婦が狙われる傾向が浮き彫りとなった。

 また、被害に遭わなかった百人のうち、五十五人が家族に事実確認していた。振り込む際に銀行の職員から確認を勧められ、被害を免れたケースが三件あった。

 同課は「手口が巧妙化しており、まずは落ち着いて家族に事実確認をしてほしい」と呼び掛けている。 (細井 卓也)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sga/20050805/lcl_____sga_____000.shtml