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2005年08月05日(金) 16時31分

横須賀のリフォーム詐欺:無職の男を詐欺未遂で起訴−−地検支部 /神奈川毎日新聞

 横須賀市の95歳と87歳の姉妹宅のリフォーム詐欺事件で、横浜地検横須賀支部は4日、横浜市瀬谷区橋戸、無職、和田章容疑者(34)を詐欺未遂罪で横浜地裁横須賀支部に起訴した。検察側は高齢者を狙った悪質な犯行とみて余罪、共犯者を追及している。
 起訴状によると、和田被告は7月14日、横須賀市吉倉町の女性(95)宅で、架空の下水工事名目で未払い代金2万9400円を請求しようとしたが、駆けつけた警官に捕まり、未遂に終わった。
 横須賀署の調べに、和田被告は「高齢で認知症気味なので、2年前から工事代金名目で十数回訪れ、金をもらっていた」と自供。さらに共犯容疑で横浜市の男(33)を近く書類送検する予定。
 姉妹は2人暮らし。和田被告を逮捕した吉倉町駐在、佐和英樹巡査部長(42)は「アパート家賃の収入があるので、悪質な10余りの業者に狙われた。所持金が約200円の自称リフォーム業者も現れたほど」と指摘する。
 市長寿社会課は近くの親類に成人後見人になってもらう方針だが、元教諭の姉は「他人に財産管理されるのは御免」との態度で、難航している。
 10年以上の経験を持つ民生委員(74)は「認知症と断定もできず、姉妹にもプライドと人権があり、納得してもらうには時間がかかりそう」と難しさを語る。【網谷利一郎】

8月5日朝刊
(毎日新聞) - 8月5日16時31分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050805-00000158-mailo-l14