2005年08月05日(金) 20時50分
野口みずき所属のグローバリー、本業の先物取引を廃業(読売新聞)
アテネ五輪女子マラソンの金メダリスト、野口みずきさんが所属する商品先物取引大手グローバリー(本社・名古屋市)は5日、本業の商品先物取引と商品ファンド業務を9月30日で廃止すると発表した。
簿外取引の発覚などで今年5月に商品取引所法による業務停止処分を受け、「正式な商品取引員としての国の許可を受けるめどが立たない」(山田保弘社長)ためだ。上場先の名古屋証券取引所(同市中区)は5日、グローバリーを監理ポストに割り当て、同社は上場廃止となる見通しだ。
グローバリーによると、今年3月末に750人いた社員のうち約400人がすでに退社。商品先物取引の解約で、3月末に142億円の預り金(委託者資産)は35億円まで減った。残る事業は不動産賃貸業と消費者金融業だが、昨年度売上高は計2億円強。野口さんが所属する女子陸上部は年間約2億円の維持費がかかるが、山田社長は「できるだけ支援していきたい」と述べるにとどまった。
(読売新聞) - 8月5日20時50分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050805-00000212-yom-bus_all