2005年08月05日(金) 00時00分

悪質リフォーム　言葉巧みに契約（朝日新聞・）

悪質リフォーム　４容疑者逮捕
湿気とシロアリ指摘

　　　高齢者に不必要な工事を強要するなど悪質な住宅リフォーム契約事件が社会問題化している中、県内でも４日、逮捕者が出た。ｂ被害者はいずれも中高年の女性４人。ｂ「防虫ネットを安く設置します」ｂなどと言葉巧みに家に上がり、シロアリのために家が傾くなどと心配させては、不必要な工事契約を結ばせていた。

　特定商取引法違反（不実告知）ｂで逮捕されたのは、松山市土居田町の住宅リフォーム会社「ＰＬＡＮＮＩＮＧ・ＲＵＮ」の社長ら２４歳から３６歳までの男性４人。　会社は昨年１１月１日に設立され、最初の事件は同月２９日に発生していた。

　手口はいずれも同じ。　家に上がり込んで床下を「点検」。　「湿気」と「シロアリ」の危険性を指摘して「床が抜ける」　「家が傾く」　などとありもしない事　実を告げ、違法な契約を結んでいた。

　県警生活環境課などはこの日、３階建てマンション１階に入居する同社や４人の自宅など計９カ所を捜査員約３０人で捜索。　会計書類や社員名簿などを押収した。　会社ぐるみの犯罪の可能性が強いとみて捜査を進めている。

　県生活センターによると、同社から床下換気扇や耐震補強金具、床下調湿剤などを強引に売りつけられたなどとする相談が、計１５件寄せられており、被害の拡大も心配されている。（8/5）

http://mytown.asahi.com/ehime/news02.asp?kiji=5214