2005年08月05日(金) 19時37分
キダチアロエ使った健康食品に注意、下剤と同様の作用(読売新聞)
国民生活センターは5日、キダチアロエを使った健康食品の中に、下剤と同程度の作用がある製品が含まれていると注意を呼びかけた。
同センターには「下痢が止まらない」「おなかの調子が悪くなった」などの相談が寄せられており、利用する際は、少量から試すよう勧めている。
キダチアロエは整腸作用があるといわれ、古くから食べられている植物。葉の表面に、下剤成分のバルバロインが含まれている。
同センターが、キダチアロエの錠剤11銘柄、飲料6銘柄の計17銘柄を調査。表示されている摂取目安量を取った場合のバルバロイン摂取量を測った。
その結果、錠剤の4銘柄、飲料の全6銘柄が、生理作用を及ぼす可能性がある1日当たりの摂取量5ミリ・グラムを超えた。飲料のうち4銘柄は、最大摂取目安量を飲むと、市販されている下剤の最少服用量にほぼ該当する20ミリ・グラムを超えた。
同センター商品テスト部では、健康食品業界に対し「おなかが緩くなる可能性がある」などの注意表示を徹底するよう求めた。
(読売新聞) - 8月5日19時37分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050805-00000411-yom-soci