2005年08月05日(金) 20時02分
＜ＰＣ紛失＞長野、秋田、石川３県警の１１０番情報など記録（毎日新聞）
富士通（本社・東京都）は５日、同社の関連会社社員が長野、秋田、石川の３県警で使用している「通信指令システム」の関係データを記録したパソコン１台を自宅付近で６月に紛失したと発表した。社員は、自宅のある千葉県の警察署に被害届を出したが、見つかっていない。パソコンには一定期間の１１０番通報者の氏名なども記録されていたが、暗号化されており特定個人を識別することは難しいという。
同社によると、コンピューターのシステム開発や保守を行う関連会社「ＦＦＣ」（本社・東京都）の社員が６月２８日午後７時ごろ、千葉県の自宅マンション入り口付近に、パソコンが入ったバッグを置いたまま帰宅。翌朝、社員が付近を捜したが、見つからなかったという。
パソコンには、３県警の通信指令システムのプログラムの一部や調査時に使用した接続データなどが記録されていた。富士通広報ＩＲ室は、紛失から発表まで１カ月以上かかったことに関し、「紛失情報の特定に時間がかかった」と話している。【中山裕司、神崎修一】
（毎日新聞） - 8月5日20時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050805-00000101-mai-soci