2005年08月04日(木) 20時36分
国内勢は直ちに対抗値下げ アップル参入で競争激化(共同通信)
アップルコンピュータやナップスターといった米音楽配信会社の日本市場参入を受け、国内の音楽配信会社は4日、直ちに対抗値下げを発表、顧客争奪戦の火ぶたが切って落とされた。競争激化による料金低下は、利用者にとってプラスとなり、音楽業界には先細り気味の音楽市場が活性化するとの期待が出ている。
好きな曲を取り込みデジタル携帯音楽プレーヤーなどで楽しむことができる音楽配信はインターネットの普及とともに急成長。先進国では1000万人以上が常時利用しているとの調査もある。
ただ日本レコード協会の調査では、国内では音楽配信サービスの利用率は1割程度にとどまっている。米国で8割強のシェアを持つアップルは、出遅れ気味の日本市場に満を持して参入してきたわけだ。
迎え撃つ国内勢では、ソニーグループのレーベルゲートが料金をアップルと同水準とするため1曲当たり150−200円に値下げ。エキサイトとヤフーも値下げに踏み切った。オリコンでは、240円から150円まで下がった曲もあり、9月には欧州の7万曲について、130円とさらに安価な配信を始める。
(共同通信) - 8月4日20時36分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050804-00000196-kyodo-bus_all