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2005年08月04日(木) 14時37分

迷惑メール業者リスト、携帯・PHS各社で共有へ読売新聞

 総務省は4日、迷惑メールを発信した業者などに関する情報を携帯電話・PHS(簡易型携帯電話)会社間で交換できるよう、個人情報保護に関するガイドライン(指針)を10月に改正することを決めた。週明けに正式発表する。

 携帯会社が迷惑メール業者の利用を停止しても、ほかの携帯会社と契約して、同様の行為を繰り返すことを防ぐ狙いだ。社会問題化している迷惑メール業者の“ブラックリスト”を作れるようにし、徹底した排除を目指す。

 2006年春には携帯・PHS会社が指針に沿った運用を始める見通しだ。

 迷惑メールは、不特定多数の利用者に一度に大量の電子メールを送りつけるため、通信会社のコンピューターシステムに負担をかけ、一般利用者のメールの送受信が遅れるなどの支障を引き起こす。

 迷惑メールの送信は、特定電子メール送信適正化法で禁じられており、携帯・PHS会社はこれに基づき、迷惑メールを大量送信した業者の利用を停止している。

 NTTドコモ、KDDI(au)、ボーダフォンの3社がこれまで利用停止にした契約数は合計で6万8000件を超えているが、利用停止を受けた事業者の3割程度は他の携帯・PHS会社と契約し直して、迷惑メールの送信を繰り返す「渡り行為」をしているとみられている。
(読売新聞) - 8月4日14時37分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050804-00000107-yom-bus_all