2005年08月03日(水) 23時49分
<NHK>受信料不払い 経営陣批判と不公平感が2大理由(毎日新聞)
受信料体系や公共放送のあり方を議論する有識者の「デジタル時代のNHK懇談会」(座長=辻井重男・情報セキュリティ大学院大学学長)が3日開かれ、NHKが調べた受信料支払い拒否・保留の理由別の割合が明らかになった。最も多かったのは「(NHKの)経営陣批判」で全体の3分の1を占め、「(受信料負担の)不公平感」がほぼ同率だった。
05年度に受信料の支払いをやめた2万6000世帯に対し、5〜7月にNHK職員が電話で理由を尋ねた。「経営陣批判」は34%で、「不公平感」を挙げたのは33%。以下、「改革の進み具合を見極めて判断する」との回答が22%、NHKの体質を問題視したのは11%だった。117万1000件に達した不払い・保留件数について、NHKは「不公平感」を主な理由に挙げたが、依然として海老沢勝二前会長ら旧経営陣に対する批判が根強いことをうかがわせる。
「懇談会」では、主に不公平感解消の方法が話し合われた。委員からは、1人暮らしの学生向け割引料金の新設▽単身赴任で家族が別れて暮らす家庭向けに、個人単位の料金を設け、現行の世帯単位料金と選択制にする——などの案が出た。【丸山進】
(毎日新聞) - 8月3日23時49分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050803-00000122-mai-soci