2005年08月02日(火) 19時30分
「Mytobはこれまで見てきた中で最も脅威」ソフォスの7月度ウイルス調査(impress Watch)
ソフォスは2日、7月の「月間トップ10ウイルス」を発表した。Netsky.Pが1位に復活したものの、Mytobの亜種が7種類ランクインする結果となった。
ウイルスの報告割合のワースト3は、1位のNetsky.Pが13.9%、2位のMytob.ASが11.6%、3位のMytob.BEが9.3%。ワースト10に7種類がランクインしたMytobの亜種を合わせると、ソフォスが7月に報告を受けた全ウイルスの37%を占めたという。
新規ウイルスとしては、7位のMytob.CXが登場し、全ウイルスの3.2%を占めた。Mytobは、大きな被害を起こすウイルスではないが、亜種が続々と登場しており、その傾向がすぐに収まる気配もないという。持続性の強いMytobについて、ソフォスでは「これまで見てきた中でも最も脅威が大きい種類」と位置付けている。
Mytob亜種の対策法としては、「企業においては、マルチレイヤーのウイルス対策ソフトを導入し、ネットワークのアンチウイルス機能が停止させられることを防ぐために、ファイアウォールとセキュリティポリシーを絶えず完全にアップデートし続けることが重要」という。
ソフォスでは、7月に1,380件の新規ウイルスの検知・駆除に対応したと発表。ソフォスの試算によれば、7月に流通したメールのうち2.1%(47通に1通)以上がウイルスメールで、6月の43通に1通より割合が若干減少する結果となった。
関連情報
■URL
ソフォス
http://www.sophos.co.jp/
■関連記事
・ MytobがNetskyやZafiと肩を並べる状況に〜ソフォス6月のウイルス調査(2005/07/04)
( 増田 覚 )
2005/08/02 13:03
(impress Watch) - 8月2日19時30分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000018-imp-sci