2005年08月01日(月) 16時50分
悪質リフォーム:県瓦葺組合、被害防止へ無料相談−−7日、土岐で /岐阜(毎日新聞)
悪質なリフォーム工事の被害を防ぐため、県瓦葺組合(加盟196社、足立英明組合長)は7日、土岐市肥田町肥田のどんぶり会館駐車場で、瓦屋根無料相談コーナーをはじめ、瓦の施工実演、展示などの関連イベントを行い、悪質な屋根工事の撲滅を訴える。
同組合には、今年に入って1社当たり10件ほどの問い合わせや相談が寄せられているという。被害に遭ったり、悪質業者に勧められたケースなどで、これに業界として対応することになった。8月8日の「屋根の日」にちなみ、社団法人・全日本瓦工事業連盟など3団体が行う全国一斉の悪質屋根工事の撲滅キャンペーンとして行う。
足立組合長によると、屋根は住宅を雨、風から守る役目のため、専門性の高い工事が要求される。このため、厚労省、国交省の講習を受けた人にのみ同連盟から「瓦屋根診断技士」の資格を与えているという。被害の中には、金銭的な損失のほか、悪質工事によって逆に雨漏りがしたり、構造部材に損害を与えるケースが多いという。
当日は午前9時から午後4時まで開催。瓦屋根診断技士の資格を持った5〜6人のほか、組合員約30人が出て、参加者からの相談を受けるほか、換気棟の施工実演で実際に煙を出した実験などで屋根の重要性などを訴える。いずれも無料。【西口宏】
8月1日朝刊
(毎日新聞) - 8月1日16時50分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050801-00000022-mailo-l21