2005年07月30日(土) 00時02分
朝日社内資料流出か、NHK改変問題の取材が雑誌に(読売新聞)
朝日新聞は29日夜、東京・築地の東京本社で緊急記者会見を開き、NHKの番組が自民党国会議員の圧力で改変されたと同紙が今年1月報じた記事に取材を受けた当事者らが反論している問題で、8月1日発売の「月刊現代」(講談社)に、朝日記者と当事者の一問一答が掲載され、その内容から、同社の内部資料が流出した可能性があることを明らかにした。
午後11時から記者会見したのは、荒木高伸・広報担当、柘一郎・広報宣伝本部長、岡田伸之・広報部長。
会見によると、月刊現代の記事は、記者とNHKの松尾武・元放送総局長のやりとりの内容が、朝日新聞が今月25日に掲載した検証記事での一問一答に良く似ており、原稿以外の資料が社外に出た可能性があるという。同社は「資料が外部に出るのは避けなければならないが、仮に外部に出ているなら遺憾だ」とした。
朝日新聞はこれまで、取材時の録音テープなどの有無については、「取材の方法にかかわる事柄には答えられない」として、NHKが同社にあてた公開質問状にも答えていなかった。
また同社は、取材内容の録音は相手の了解を得るのが原則としており、意に反した録音は禁じている。
(読売新聞) - 7月30日0時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050729-00000516-yom-soci