2005年07月29日(金) 23時02分
<個人情報紛失>原子力安全委の職員、緊急連絡網の文書を(毎日新聞)
原子力安全委員会事務局の男性職員が、原子力施設のトラブル発生時の緊急連絡網が掲載された文書を紛失していたことが29日、分かった。原子力安全委員や専門家、内閣府、内閣官房の職員ら約100人の自宅と携帯の電話番号が記され、事務局では「取り扱いに注意すべき個人情報」として、全職員に注意を喚起した。
事務局によると、職員は28日深夜に帰宅する際、列車内で居眠りし、下車する際に緊急連絡網を入れたかばんがないことに気づいた。職員は酒を飲んでいたという。JR東日本や東京メトロに問い合わせたほか、盗難に遭った可能性もあることから警察にも届け出た。
緊急連絡網は緊急時の連絡に必要なため、事務局職員の半数が携帯しているが、片山正一郎事務局長は「原子力の安全に特別の問題が生じることはないが、個人情報の管理には注意するよう指示した」と話している。【中村牧生】
(毎日新聞) - 7月29日23時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050729-00000134-mai-pol