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楽天は今月23日、輸入雑貨販売業「センターロード」の顧客情報123件が流出したとネット上で発表。流出したのは氏名、住所、電話番号、メールアドレス、購入商品、生年月日、クレジットカード番号だという。
同社には平成14年3月の出店以来、約9万4000件の受注があったといい、別の業者の顧客情報を含めて10万件以上のデータが流出した可能性もある。
一部報道では、データの中には、注文したブラジャーなど下着の色やサイズに関する細かい記述も含まれていたという。
中でも、一番問題なのは、クレジットカード番号の流出だ。
例えば、顧客の情報を入手した人物がデータをもとに住所を捏造し、カード番号を使ってネット上で高価なブランド品やパソコンを買い漁った場合、カードの持ち主には身に覚えのない利用明細が送られ、甚大な被害を受けることになるからだ。
データは売買を繰り返され、取引に暴力団や外国人犯罪グループが関与し、カード番号を悪用して詐取した商品は質屋などに売って現金化して資金をたくわえている可能性もあるという。
楽天ではカード会社に依頼し、不正取引の有無の調査を開始。データが楽天内部から流出した可能性もあり、警察と連携して「犯人探し」に全力を挙げている。
楽天市場は25日現在、約1万2900店舗の登録がありネット通販の仮想市場では最大手。楽天は出店料を得て、ネット上で売り場を提供しているが、被害が拡大すれば、提携関係のメーカーなどにも影響が及びそうだ。
ZAKZAK 2005/07/28