2005年07月25日(月) 19時27分
ツーカー3社を吸収合併 KDDI、売却は見送り(共同通信)
KDDIは25日、100%子会社の携帯電話会社、ツーカーグループ3社を10月1日付で吸収合併すると発表した。「ツーカー」ブランドのサービスは継続していくが、将来的には本体で運営する「au」ブランドへの統合を検討する。
KDDIはこれまでau事業に集中する方針を示し、ツーカー事業については携帯参入を狙うソフトバンクなどへの売却の可能性を探っていた。
だが新規参入が現実味を帯びる中で「他社に顧客が流れるのを防ぎたい」(小野寺正社長)と、グループで顧客を囲い込む作戦に転換した。技術、ノウハウの流出防止の狙いもあるとみられる。
小野寺社長は会見し、auとツーカーの販売店網や設備を相互活用するほか組織統合で効率化できると説明した。サービス面では、auとツーカーの間での家族割引や、現在、東名阪地域でしか販売していないツーカーの高齢者向け携帯の全国展開などを検討する。
(共同通信) - 7月25日19時27分更新
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